地固め療法(4) 26日目 Shut the f*** up 処方
今日の血液検査
白血球WBC 3300/µL (前回 1500/µL)
赤血球RBC 224.0/万 (前回 232.0/万) ※明日輸血
血小板PLT 5.3 /万 (前回 2.5 /万)
好中球Neutrophil 2310 (前回 885 )
日ごろから(入院前から)頭痛もちで、特に肩が凝り始めると目の奥が痛くなって、頭痛がします。1ヶ月に1回くらいの頻度で。いつもは、バファリンを1日1-2回飲むと治ります。
この前の高熱の後、いつもな感じで肩が凝り、カロナール(鎮痛剤)を処方してもらい、1日3回飲んだけど、一向に治る気配がありませんでした。
先週土曜日の朝は、朝の4時くらいから超絶頭が痛くて、朝の検温に来たナースに、以下2つをドクターDJRに聞いて欲しいとお願いしました。
1)この肩凝りの主な原因は、右の首に入れたカテーテル。カテーテルの負担を首でかばうようになり、首が凝る。今、首のカテーテルからは水と抗生剤しか入れてなく、熱も下がったので抗生剤もいらないだろうから、首のカテーテルを抜いて、腕のカテーテルに変えて欲しい。(これは、地固め2回目の時、好中球が1000あっても熱が出て、DJRがカテーテルからの感染とみて、首のカテーテルを抜いて、新たに腕に臨時のカテーテルを入れたやり方)
2) 強い鎮痛剤が欲しい
朝7時半、ナースが休日の朝を迎えているDJRに電話をかけてくれました。そして「先生と電話が繋がり、この薬を入れてくださいとのことでした」と言われて、点滴した薬
ソセゴン(鎮痛剤)とアタラックスP(安定剤)
これが、すごかった!
点滴が落ちるたびに、頭痛が和らいでいくのがわかる
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気持ちがよくなる(この時点で、これは危ないやつだ!とわかる)
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上半身が、発泡スチロールみたいになる=つまり、痛みを感じなくて軽い。
イメージは、肩から頭にかけて発泡スチロールで、肩凝りの根源、右の肩から首にかけての強張った筋肉が、その発泡スチロールの中に組み込まれた感じ。
発泡スチロールのなかに筋肉があると想像してください。その筋肉から痛みの信号が出てるのは確認できるのだけど、伝える信号が発泡スチロールに対してなので、伝わらない。つまり、痛みを感じない
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ふふふ♡気持ちいい、眠い、いや、これはやばいやつだ(の繰り返し)
昼までぐっすりねたけど、10分くらいしかねてない感じで、お昼ごはんを少し食べて、また寝る。昼からもずっと寝る。
ナースが来て少ししゃべる。で、また寝る。
頭を動かさなければ、頭痛がない。
頭を長時間動かさないなんて事ができるんや!なんて思いながら、また寝る。
土曜日は、丸一日そんな感じでした。今日は頭痛なし。
頭痛が治ったのはいいけど、この薬はやばい。あまりにも気持ち良すぎ。
これを、一般的に「shut the f**k up(黙れボケ)処方」と言います。
患者がドクターに、医学的な提案をした時に、「Don't be such a smart ass. Shut the f**k up (素人が提案するな、黙れボケ)」と思いながらも、医学的に冷静で正しく処方するものです。
おかげさまで、あれから頭痛がありません!
ありがとう、DJR!