What's up YOKO

急性骨髄性白血病 治療日記 -だってたべたいんだもん編ー

10-11月の外来、人生いろいろあるわ

10月19日 血液検査
白血球WBC 2700/µL (前回 2000/µL)
赤血球RBC 385.0/万 (前回 341.0/万)
血小板PLT 10.5 /万 (前回 17.9 /万)

11月16日 血液検査
白血球WBC 2500/µL (前回 2700/µL)
赤血球RBC 400.0/万 (前回 385.0/万)
血小板PLT 8.3 /万 (前回 10.5 /万)

毎月1回、外来でドクターDJRに会ってるのだけど、10月の報告をさぼりました。
9月に取った骨髄の検査結果は、芽球1.8%。
地固め3回目あとの結果が1.4%だったので、微妙に増えてるじゃん!と思ったのですが、気にしなくて良いくらいなんだと。寛解(5%以下)キープです。良かった。

しかし、退院してからの白血球は、2000(9月)→2700(10月)→2500(11月)と、11月微妙にさがった。んで血小板は、17万(9月)→10万(10月)→8万(11月)と、ジョジョにさがっとるやないか。なんでだ。ここは、DJRも心配してた。

体調はぼちぼちで、数時間外出すると、家に帰ってぐったりすることもある。家でパソコンしたり、料理をしたりするのは、全然平気なんだけど、外出して歩き回ると疲れる。最近は、こたつで寝るのが心地いい。退院してもう2ヵ月以上経つのに、こんなもんなのかな。

でも、昨日の血液検査の結果から、考え方を変えた。今までは、回復していっていることを前提で「体調みながら、やりたいことやろっ!」って思ってたけど、これからは、「回復が遅い自分に何ができるか?」を考える。実際、白血球・血小板、基準値に全然達してない。

そして退院してから、いろいろあった。
治療が終了して1か月経っても、手のこわばりが治らなくて(ひどくなってきていて)、ぐちぐち考えてもしょうがないと思って、リウマチの検査に行ってきた。結果は、陰性。白血病もいやだけど、リウマチもいやだよね。抗がん剤治療の後遺症なのかな。焦らずに付き合っていくしかない。
朝起きたら、手はこわばって、半分くらいしか曲がらない。何度かグーパーして、ゆっくり曲がり始める。最近は、気にならなくなってきた。良くなったというわけではなくて、慣れたということ。

そして、デリ(夫)の健康診断に付き合って検診センターにいったついでに、乳がん検診を受けてきた。前からわかっていたことだけど、のう胞(良性のしこり)が多数個あって、年に1回超音波検査が必要、とのこと。

で、もったいぶっていたけど、一番大きい変化は、
会社が倒産した、こと。
家で療養していた9月下旬のある日。社長が家にやってきた。「ええ話とちゃうねん」
外資系の会社に勤務して17年。本社が倒産。日本は黒字だけど、本社から商品が入ってこないので、閉鎖。
1月に急性骨髄性白血病と診断されて、8月に退院。そして、10月に会社倒産。これは、何かの冗談のような、本当の話。

それでも、毎日おいしいごはんを作って、パンを焼いて、ケーキを焼いて。
ああ、幸せ。

冒頭の写真は、友達の誕生日に作ったケーキ。「不味い」と二人で笑い転げた。
ああ、人生いろいろあるわ。